開店祝いに贈る観葉植物の選び方
友だちや知り合いが新しくお店をオープンするから、何か気の利いたプレゼントを贈りたい。
そんなときは、長い間お店に飾っておける観葉植物なんかいいかも。店内に緑があるとインテリアのアクセントになるし、お客さんもスタッフも心が癒されると思うんだよね。
園芸ショップで働いていたくらい植物好きの私が、開店祝いにぴったりの観葉植物の選び方を教えちゃいます。
ポイントは主に2つ。まず、簡単に管理できるもの。葉っぱがすぐに落ちて掃除が大変だったり、頻繁に水をあげなきゃダメな植物だったりすると、お店の人もお世話するのに手間がかかっちゃう。
それからもう1つは、お祝いにぴったりな縁起のよい植物かどうか。例えば、別名「青年の樹」とも呼ばれるユッカ・エレファンティペス。
先のとがった葉が上に向った力強く伸びていく姿が印象的で、勇壮、立派という花言葉があるのだ。
運気が上がると言われるパキラもおすすめ。快活、勝利という花言葉があって、風水のアイテムとしても人気だよ。
通販サイトを使って開店祝いの観葉植物を賢く贈る
開店祝いに観葉植物を贈ることを決めたら、次はどこで購入するかが問題。自分の足でフラワーショップや園芸店を何軒か見て回れるならいいんだけど、それが無理ならやっぱり通販が一番。
実物を目で確認できないのが難点だけど、信頼できるお店を選べばOKだし、なかには配送前の商品の画像を送ってくれるサービスもあるから、それなら安心だよね。
観葉植物を注文できるサイトはいろいろあるけど、私が今注目しているのが、HitoHana(ひとはな)。
https://hitohana.tokyo/
仕事の取引先へ贈る定番の花、胡蝶蘭を多く扱っているのが特徴で、その他の観葉植物も種類豊富。
植物が飾られたインテリアの写真がオシャレだし、白い背景に緑の鉢植えがズラリと並んでいる様子も何だか惹かれちゃう。
125品種、1万982点もの観葉植物を販売しているから、お気に入りの一品が見つかるはず。
花瓶は白、黒、赤、透明など12色から選べるし、素材やブランドごとにも掲載しているから、サイトを覗くだけでも楽しめちゃう。
観葉植物がいっぱい置いてある店HitoHana(ひとはな)
開店祝いにぴったりな観葉植物をたくさん扱っている通販サイト、HitoHana。このお店では、立て札やメッセージカードをどうするか、4つの選択肢から選べるようになっているよ。
1つ目は、重厚感があって見栄えが良く、取引先などに贈る際に最適な木札。2つ目は、友人に贈りたいときに選びたい、カジュアルさを演出できる厚紙札。3つ目は、「おめでとう」といった言葉を書きたいときにおすすめのメッセージカード。
4つ目は、自宅用に買う場合や相手に直接渡したい人が選ぶ、何もなし。どれか一つなら全部無料のサービスで付けてくれるのがうれしい。支払いはクレジットカードか銀行振り込み。
その他、請求書払いも選べるから、個人ではなく会社として購入するときに便利だよ。
観葉植物売っているところブルーミングスケープ
雑誌やテレビで紹介されることも多い、ブルーミングスケープも見逃せない観葉植物の通販サイト。福岡県にある1993年創業の会社で、園芸用品の販売や造園工事も行っているよ。
開店祝いに適した縁起が良い植物のほか、風水的に良いとされる植物、空気浄化ができる植物、葉色が綺麗な植物など、さまざまな観葉植物を扱っているから眺めているだけでも楽しいよ。
植物の世話をする時間がない人には、管理がしやすいハイドロカルチャーや、本物そっくりの人工観葉植物を選ぶのもいいかも。
風水的に仕事運や金運が上がると言われる観葉植物を贈れば、これから開業するという人に喜ばれるはず。有料になるけど、立て札のほかラッピングもしてもらえるよ。
いつまでに贈るか、タイミングが肝心
どんな観葉植物を贈るか決めたら、いつまでに相手に渡したらいいか考えよう。開店祝いなんだから、もちろんお店がオープンする頃にすべし。
でも、オープン当日だとバタバタして忙しく、宅配便の対応をさせるのもかわいそう。
届いた植物をどこにどんな風に飾るのかを考える時間も欲しいし。だから、オープン前日までに届くように手配するのが無難。
私的にはオープン2日前あたりがベストかな。あまり早くに届いちゃうと、開店準備のジャマになるかもしれないし、お世話が大変だし、当日までに傷んだりして見頃じゃなくなっちゃうかもしれない。だから早くても開店の1週間前からが目安。
もし、送るタイミングを逃してしまったら、開店祝いじゃなくて今後の商売の繁盛を祈願する、という思いをメッセージに込めて贈るといいかも。
開店から何ヶ月も過ぎてしまった場合は、1周年記念とか、節目の年に贈るのもあり。
年配の方など六曜を気にする相手に贈る場合は、仏滅は避けるなどの気遣いも必要だね。
贈る相手によって相場はさまざま
どんな種類の観葉植物を贈るかも大事だけど、いくらぐらいの品を贈るのか、開店祝いの相場も気になるところ。
相手との関係性によって変わるけど、大体の相場としては、友人や知人には5000円〜1万円。取引先には1万円〜3万円。家族や親族には2万円〜5万円と言われているよ。
でもあくまでも目安だから、すごくお世話になった友人には2万円、関係性が深い取引先には5万円とか、贈る相手によって価格は上下しても大丈夫。
ただ、あまり高額にして相手が恐縮してしまうのも悪いから、その人がどんな人なのか、相手の性格もちょっと考慮するといいかも。
いずれにせよ、観葉植物なら小さなものから大きなものまで、手ごろな価格のものから高価なものまで、幅広い選択肢があるからきっとぴったりのものが見つかるはず。
大きなものほど高価とは限らないけど、友人に応援する気持ちを伝えたいなら、見た目がかわいい小ぶりなものを贈った方が、相手も気兼ねなく受け取れるかな。
緑の力でほっと落ち着けるカフェを演出
カフェに飾るなら、非日常的な落ち着いた雰囲気を演出できる観葉植物がもってこいだよ。
例えば、白い幹に緑の葉が映えるアマゾンオリーブ、くねくねした樹形が個性的なフランスゴム、ハートの形の葉っぱがかわいいモンステラなど。みつあみのように編みこまれた幹がおもしろいパキラもいいかもね。
お客さんの各テーブルや出窓に、小さな観葉植物をちょこんと置くのもおすすめ。例えば「多幸の木」という別名を持つガジュマル、愛嬌のあるサボテン、ぷくっとした花のような形の葉がキュートな多肉植物など。
いずれも乾燥に強く、水やりも土が乾いた時にあげればいいから、初心者でも育てやすいはずだよ。
和風カフェやアジアンカフェに飾るのなら、雲南シュロチクなんかいいと思うな。細い葉がキレイな雲南省原産のヤシで、ちょっと高価なんだけど丈夫で管理しやすいのがうれしいところ。
届けるお店の雰囲気にぴったりのものを選べば、ステキな開店祝いになるよね。
緑を添えて美容院をオシャレな空間に
カットやシャンプーの最中、視界に観葉植物の緑が入ると、さらに癒されそう。美容院に贈る開店祝いなら、例えばドラセナ・レモンライムがいいかしら。葉っぱの緑、黄緑、白のライン状の模様が美しい。
それから、明るい葉色と育てやすさで人気のポトス。どちらも空気清浄効果が高いと言われているから、よりリラックスできるはず。
デザインを重視するなら、上に伸びたシャープな葉が特徴的なコンシンネがいいかな。
ただし日陰や乾燥が苦手で、毎日葉っぱに霧吹きで水をあげなきゃいけないから、植物のお世話が苦にならない人に贈りたいね。
長〜い葉っぱが何枚も土からにょきにょき伸びる、サンスベリアもユニークで喜ばれそう。お手入れは割と簡単で、空気清浄効果が高く、魔除けの効果があると言われているよ。
アジアンチックな美容院だったら、「輝かしい未来」という花言葉を持つオーガスタもぜひおすすめ。大きな葉っぱを持っていて、加湿効果が期待できる優れものだよ。
パン屋さんには小さくてかわいい植物を
あまり広くないスペースにパンをズラリと並べるパン屋さんには、棚やレジ横に飾れる小さい観葉植物がおすすめ。
足元に大きな鉢植えがあったら、お客さんがパンを選ぶときのジャマになっちゃうかもれしないしね。
ブドウの葉に似た葉っぱを持つグレープアイビーは、成長するとツルが垂れてオシャレな雰囲気を演出できるよ。
小さくて丸い葉っぱがかわいいペペロミアも、女性に喜ばれそう。南米原産のコショウ科の多年草で、小型のものが多いからインテリアのちょっとしたアクセントにぴったり。
鉢の色や質感も、植物の魅力を引き立てるものにしたい。パン屋さんだから、清潔感あふれる白がよさそう。
そして、おいしそうな焼き立てパンの香りをジャマしちゃう、匂いのある観葉植物は避けたいところ。
ハーブ類や花を咲かせる植物を美容院やサロンに置くのはいいけど、食べ物を扱うお店に置いたら、商品の魅力を損なうかもしれない。
開店祝いなんだから、どんな物を扱うお店なのかを考慮に入れてね。
マナーを守って喜ばれる開店祝いを贈ろう
開店祝いの相場と贈るタイミングのほかに、知っておきたいマナーはこれ。
一般的な贈答品には熨斗を付けるのに対し、観葉植物を贈るときは、祝い札と言われる札を植物の根元に立てる。
その札に「祝開店」や「祝開業」、もしくは「御祝」「祝」と書くのが一般的。贈り主の名前を目立つように大きく書くのもよくある方法。さらにメッセージカードを添えて、お祝いしたい気持ちを伝えるのもよし。
そして、大事なのは観葉植物の選び方。飾る場所がどんな雰囲気のお店なのか、事前にリサーチして、イメージに合った植物を選びたい。
あとは大きさ。小さな店舗に大きな観葉植物を贈ったら絶対迷惑。その辺もきちんと確認して、圧迫感を与えない、適した大きさのものをチョイスして。
一番リスクが少ないのが、どんな雰囲気でどんな大きさのものがいいか、直接相手に相談する方法。その時、植物にどのくらい手間を掛けられるか、という情報も一緒に聞いちゃおう。
とにかく相手に迷惑をかけず、喜んでもらうことが一番大事なマナーだよ。